国民的な大ブームとなったドラマ『冬のソナタ』のヒットは、理屈抜きに浸ることのできる純粋で美しいラブストーリーが、いかに大人の女性たちに求められているかを証明する結果にもなった。主人公になりきり、登場人物たちと一緒に心を揺らす喜びは、いまも昔も幅広い年齢層の女性の心を掴んで離さない。そんな喜びを味わえる珠玉のラブストーリーが、この冬、誕生した。
原作は、若い女性を中心に圧倒的な支持を得ている直木賞作家・江國香織の同名小説。五感を呼び覚ます繊細な恋愛描写で評価の高い彼女だが、本作は江國作品には珍しく21歳の男の子―つまり、男性の視点から描かれており、その点でも話題になった。透明感あふれる美しい筆致のなかに、恋の純粋さと痛みを余すことなく匂わせる瑞々しい江國ワールド。青年と人妻の恋を描いた本作も男と女の恋の本質を見事に描き切り、人生を歩んでいくことと相容れない、自分でもコントロール不能な恋の純粋と野蛮を描き出した。
そんな純粋で美しい恋の世界を演じるのは、年齢を経るほどに深みを増していく可憐な美しさで男性のみならず女性にも圧倒的な支持を受けている黒木瞳。売れっ子ＣＭプランナーの妻であり、青山の一等地にセレクト・ショップをもち、高級マンションに住んでいる・・・・・・人が羨むような暮らしを送りながらも一番肝心な何かが満たされずにいる41歳の女性・詩史を演じる。そして、詩史と惹かれ合う21歳の青年・透には、アジア的な彫りの深い美しい顔立ちで、最近は大人の男の色気すら感じさせる岡田准一。母親の友人に恋をする・・・・・・年齢も立場も何もかもを飛び越えて、空気だけで純粋に惹かれあう美しいふたりの恋の世界が観客を魅了する。
主人公ふたりの溜息の出るような美しい恋とは対照的に、どこか親しみをもてるもう一組の青年と人妻を演じるのが、ドラマ『きみはペット』で年上女性のハートをがっちり掴んだ松本潤。若い女の子よりも年上の女性に魅力を感じるという透の同級生・耕二を演じる。そして、耕二と恋におちる人妻・喜美子を演じるのが、昨年度の映画賞で主演女優賞を総ナメにした演技派、寺島しのぶ。他に透の母親に余貴美子、詩史の夫に岸谷五朗。耕二とちょっとした因縁のある高校時代の同級生に平山あや、そして耕二の彼女に加藤 ローサ、喜美子の夫に宮迫博之と個性的なキャストが脇をしっかりと固め、現実離れするほどに美しく純粋なふたりの恋の世界を、現実の世界に着地させている。
また、原作にはない映画オリジナルのクライマックスが用意されているのも本作の見所。パリ市街地での撮影には、リュック・ベッソン率いる製作プロダクション、ヨーロッパ・コープが製作に携わり、地元の利を活かした印象的なシークエンスを生み出すのに一役買っている。そして都会の恋模様を彩る劇中の音楽には、昨年グラミー賞８冠に輝いたノラ・ジョーンズ、この作品のためにオリジナルの新曲を書き下ろした山下達郎など、トップアーティストたちが、彷徨える大人たちの恋を静かに熱く盛り上げる。
東京タワーが優しく輝く都会の街を舞台に繰り広げられる、珠玉のラブストーリー。この冬、多くの女性たちが美しい恋の世界に浸り、心を揺らす喜びを味わうに違いない。
みなさん東京タワーと聞くと一体なにを思い浮かべる方が多いでしょうか？ 「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」でしょうか？こちらはリリーフランキーが著者で2006年、2007年にドラマ化や映画化、舞台化もされた大人気作品です。 この作品は泣ける作品としても有名で様々な人の涙腺を弱らせてきました。 それとも2組の人妻と青年の愛の行方を描いたドラマ「東京タワー」でしょうか？ こちらは今でも大活躍中の若き日の松本潤さんが出演しており各所でも話題に上がりました。
東京タワーのように情熱的な恋愛をしたいという若者は現在年々と減っているのが現状で、今の若者の年代では結婚や子どもを持つことに積極的になれない、または望んでいないという意見が年々増加中だそうです。 なぜ年々結婚や恋愛に対して消極的な若者が増えてきているのでしょうか？ それには若者ならではの深い事情が背景にあることが原因なのです。 ここでは、そんな恋愛に消極的な若者の事情をご紹介していきたいと思います。 この記事を読んでいる若者の方にも当てはまることがあるかもしれませんし、この部分を解決させることができると自由に恋愛や結婚に向けて前向きになることができるかもしれませんね！